「200年住宅」という言葉を、耳にしたことがある人も多いと思います。その言葉から想像すると、「200年間持ちこたえることのできる住宅」かと思いがちですが、決してそうではありません。では、200年住宅とは、一体どういったものを指すのでしょうか。

現在、「200年住宅」と言われる住宅は、超長期優良住宅モデル事業に採択されたものです。これは沢山の団体や企業が応募している事業で、もしも国から認められれば、200万円の補助金が交付されるというものです。なぜ200万円補助金が出るのか?と言えば、通常の住宅を建設するよりも、より高い技術が求められるので、その為にかかる差額を補助するという考え方があります。

なぜ、国がこの「200年住宅」の事業をスタートしたかですが、そのひとつの理由として、日本の住宅建築のスタイルを変えようとしていることにあります。日本の住宅家屋の寿命は30年と言われ、スクラップ&ビルドが当たり前でしたが、これでは環境面でも効率的でなく、それならばよいものを長く使って資源・エネルギーの無駄遣いを無くそう、という思惑があります。

また、さらには中古住宅市場を確立させることも考えられます。中古の建物の評価は極端に低いことが多いのですが、ここに性能表示をすることで、住宅の評価する基準を確立させようとしています。良いものは古くなっても良い。そして長く大切に使う。当然のことですが、この200年住宅についても、住宅の価値をもう一度再認識してみてはいかがでしょうか。